けんぞう社長、のぶこ専務と無事にアドバイザリー契約締結できたつなぐくんは、譲受先に提出するご提案資料の準備に入りました。つなぐくんの後輩たすきちゃんがメインで作業するようです。
エピソード①ノンネームシート
ノンネームシートとは
ノンネームシートとは、企業を特定することが出来ないA4で1枚程度の企業情報シートです。こちらのシートを使って、興味を持ってくれそうな譲受候補先へご提案をしていきます。それでは、M&A工業のノンネームシートを作成してみます!
M&A工業のノンネームシート
作成ポイント
- 業種やエリアをぼかし過ぎない
- その会社だけの強みを一言で伝える
- 数値部分は丸めすぎない
- 譲渡理由は明確に記載する
室長コメント
ノンネームシートに細かく記載してしまうことで、企業を特定されてしまうと警戒される方が多いです。一方で、どんな企業かが分かる資料にしないと興味を持っていただくことが困難です。その点は、アドバイザーのセンスや経験に左右されます
ノンネームシートの提出先
ノンネームシートを提出する先は、2つのパターンがあります。①ロングリストで承認した先へ提出する、②承認を取らずにアドバイザー判断で提出する方法です。特徴的な業種でノンネームシートだけでも企業特定できてしまう場合には①の方法をとります。一方で、企業特定される心配がない業種については②の方法をとります。*ロングリストは、次回以降でご説明します
室長コメント
一般的には、②の方法で広くご提案させていただくことが多いです。但し、詳細情報開示の際には情報開示の承認を必ずとります。
次回は、ノンネームシート以外の資料についても、つなぐくんとたすきちゃんが作成していきます。